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お年寄りと予約システム

今回は、お年寄りにとっての予約システムについて考えてみたいと思います。

我々がよく言われるものとして「お年寄りにはインターネットは馴染みが薄いから、システムを入れてもイマイチ使ってもらえないのではないか?」という話があります。確かにイメージとして、お年寄りとインターネットがまだまだ近いとは言い難いというのはあります。一方で、お年寄りがスマートフォンを持っている光景を見てもそれほど珍しくない雰囲気にもなってきました。実際、現状としてはどうなのかという部分についてまずは見ていきたいと思います。

総務省から定期的に出ている「インターネット利用の広がり」という調査報告https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h30/html/nd142110.html

がありますので、それを参考にしていきたいと思います。

調査報告によると2017年時点でのインターネット利用状況としては、13歳~59歳まではいずれも90%以上の人がインターネット利用者であるとされています。

60代だと2008年時点で50%程度だったものが2017年には70%以上に、70代は30%弱であったのが50%弱にまで増加しています。80代以上はさすがに減っているものの、およそ20%程度、つまり5人に1人程度はインターネット利用者だということになります。思ったより多くのお年寄りがインターネットを利用しているんだな、と少し驚きました。

端末別に見ていくと、2018年時点で13歳~49歳はいずれも80%以上がスマートフォンの利用者となっていて、利用ツールとしては第1位です。50代になるとおよそ少し下がって75%程度がスマートフォン利用者になります。同時に50代の72%がパソコン利用者になってくるようなので、50代はスマートフォンも使うし、パソコンも使う、という境目の世代と言えそうです。さらに60代になるとパソコンとスマートフォンの順位が逆転していき、80代以上になるとパソコンが1位のままで、スマートフォンではない携帯電話がスマートフォンを追い抜いて2位になります。それでもおよそ30%はスマートフォンを使っているとされていますので、80代の人が100人いたら20人くらいがインターネット利用者で、そのうちの30%なのでおよそ6人程度がスマートフォンを利用してインターネットをしているということになるのでしょうか。これも個人的には、思ったより少し多いイメージです。

調査報告によると「概ね2008年調査の50代以上の利用割合が、2017年の10歳年齢階層が高い層の利用割合と同程度であることから、新規利用の増加よりも、むしろインターネット利用者の加齢の結果と考えられる」ということですので、およそ10年後の2027年か2028年頃には60代でも90%以上がインターネット利用者になるのかもしれません。

とは言え、医療機関で考えると80代の方も結構来ると思いますので、クリニック向けの予約システムで考えると、今の時点ではまだまだインターネット利用もスマートフォン利用もしない方を含めて考えておかないと、ツールが使えない事に起因した不公平感が出て来るように思います。2017年という数年前の数字ではあるものの、この数年で劇的に変わった感じは正直しません。

「だからまだ予約システムを入れられないんです」というのは早計で、これは「ネット利用が得意でない人にとってもメリットのあるシステムにしていくべきだ」ということなのだと思います。つまり、スマートフォンが使えなくてもわかるような、例えば番号券であったり、モニター表示された待ち状況などのアナログなわかりやすさが、今の時点ではまだまだ有効であるという話なのだと思う訳です。

完全にネット予約、スマホ前提のシステムは、まだわからない人が多いということが数字からも予測できますので、ネット・スマホを使えない人にもわかりやすい方法となると、やはりアナログな方法がまだしばらくは有効なのだと思います。

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