いとう眼科
伊藤 睦子先生
順番予約の場合は制限がなく 何人でも診療がこなせる
- いとう眼科 (茨城) 眼科
インタビュー時ver. iTICKET plus/導入年月 2005年2月/運用形態 2診制 - 開業されたのはいつになりますか?
- 1998年です。開業前は茨城市内で勤務医として勤めていました。 勤務医時代の予約システムは、札のようなものを渡して順番に予約をとっていましたが、大変そうでしたね。
1日の患者数は、多いときで160人/日、比較的混まない季節でも120~130人/日が訪れます。 午後は特に学生さんの駆け込みが多いですね。学校が終わってから訪れるケースが多いため、こちらもラフに構えて、少しくらい遅れてもOKとしています。土曜日は混みますので、午前だけの診療に120人の患者さんが訪れます。平日の約二倍のペースになりますね。 - アイチケットの導入を検討されたきっかけは?
- 息子のすすめです。 息子が私の知り合いの皮フ科を訪れた際、そこで導入されていたアイチケットのシステムを知り、「あのシステムはいいよ!」ということですすめられたのがきっかけです。
- 予約システムにおいて『順番予約』を選択された理由は?
- 眼科は検診などを含め、突発的な診療が多く、時期によっても差があります。 1人にかかる診療時間は頻繁に通院している方だと1分以内という場合もあるし、 初診の場合は数十分かかります。 時期的には2月~8月は検診などで比較的混む時期で、9月~1月は花粉症などがあるものの、比較的すいている時期だといえます。 人によっても時期によってもマチマチなため、時間予約にするか順番予約にするか迷いましたが、順番予約の場合は制限がなく何人でも診療がこなせるということと、全体的なキャパシティも広がるという理由で順番予約を選択しました。 手術に関しては、まったく外来とは関係ない時間帯に行いますので、予約制として、アイチケットとは関係なく受診していただき、アイチケットの番号も取らずに時間予約としています。
また、説明などお話などで時間のかかる患者さんや処置(小手術)の必要な患者さんの診察に関しては、アイチケットを「処置中」の表示にしています。 - アイチケットの反応などはいかがですか?
- コンタクトの検診を行うため、患者層は10代の中学・高校生かお年寄りが多く、中間層が少ないのが特徴です。学生さんの割合は全体の約20%程度でしょうか。学生さんにとって、携帯の予約はまったく問題がないようですね。またお年寄りについては「孫がコンタクトをつくるから、おじいちゃんの白内障も…」とすすめられたなど、お孫さんが携帯で予約をとってくれるケースも多いようです。また、娘が守谷市にいるからとわざわざ通う方もいらっしゃいます。待ち時間については、こちらがあまり律儀に順番を進めすぎると、逆に怒られることもあります(笑)。
- 地域のホームドクターのような存在ですね
- そうですね。守谷市はつくばエクスプレス開通の影響もあり、新しく居住するファミリーも多いため、家族ぐるみで通院されているケースも少なくありません。
患者さんのなかには斜視や弱視などで、長期間にわたる訓練がともなう子供もいます。そのような場合は気楽に通院してもらえるよう、お母さんと一緒に遊べるキッズルームをつくりました。 - 周辺には医院が多いようですが、地域の先生同士でコミュニケーションをとられたりすることはあるのでしょうか?
- 眼科は内科や脳神経外科といったところとの関連もあるため、コミュニケーションはとっていますね。近所の小児科の先生のなかには、アイチケットを見学に来られて、時間予約から順番予約に変更された方もいらっしゃるんですよ。
- 最後に先生のモットーなどがございましたら、教えていただけますか?
- 開業して10年たちますが、患者数は現在もまだまだ増えている状態です。 たとえ、いくら大きな看板を出したとしても、信頼を得ていなくてはダメなのだと思います。